庭には日向ぼっこの犬、何もすることなく、しかしタップリ陽を浴びている。
太陽は自分のものだと思っているかも知れない。大地と光と熱と風の中で犬は毎日生きている。
私は犬ではない。しかし、同じように生きて、生かされて呼吸している。
人間は何かしないといられない。自分をどう生かすか、どうすればもっと前進出来るか煩悶したりする。
それもいいけれども、もっとスッカラカンになって自分を捨ててみる。
体の中の2兆と言われる細胞を解放してみる。
すると外の世界が入って来る。体は宇宙の通り路となり、「出入り自由」の体となる。
~入って来い宇宙、出て行け小さな自分~
清水義光