今回の個展は日本初の「和紙ろう染め」展となります。他にこういう作家はいません。
私は39年前、ヨーロッパに美術の勉強に行き、フラン スのシャルトルの大聖堂のステンドグラスを観て、日本らしいそういうものが出来ないかと思い、始めました。
作品の背後に光があると、ややそれらしく見えると言う人もいます。
銀座の吉井画廊の小品展をやる会場です。今回は30~40点並べる予定です。
内容はー古典の短歌、俳句(芭蕉。蕪村。一茶。拙作句)と私のメッセージなどです。
尚、どうしてこれまで和紙のろう染めの作家が出なかったかと言うと、いろいろ難しくてやろうと思う人がいなかったからです。
従って、書と篆刻と絵画の組み合わせが出来る事が求められるのです。
一人でも多くの人に見て戴きたいと願っています。
清水義光