美術家 清水義光の芸術世界

プロフィール

清水 義光(Shimizu Yoshimitsu)

油絵、書、陶芸、篆刻など、多岐な分野で斬新な創作を発表し続けている。
1944年1月1日、山口県防府市に生まれる。

活動分野:
油絵、書、篆刻、陶芸、銅版レリーフ画、和紙蝋染め、デザイン、編集、スペースデザイン、文化誌『ニューパワー君』編集人など。
主な活動:
  • 1975年、ギリシャ、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、スイス、オーストリア、ドイツ、オランダの美術館、教会などを訪問。フレスコ画、イコン画の研究をする。ジョット、マサッチオなどの大作に接する。その後自画像や人物像の制作に励む。
    それが中川一政画伯に認められる。また、美術評論家・米倉守氏は「人物像は日本と西洋の感性が初めて融合された記念すべき作品と言えよう。」と評する。
  • 「清水義光の世界展」(町田市主催)
  • 日本・韓国・中国3か国の物造り人達による「進行形の人々展」(町田国際版画美術館)を企画し、出品。初の、日本・韓国・中国3か国文化展としてNHKで紹介される。
  • 「日本・韓国現代美術展」(韓国・ソウル)の日本側団長として書2点、油絵4点を出品。
  • 「日本・アメリカ・インド・中国・韓国5ヵ国による美術ビエンナーレ」(韓国・大田市)に招待され、油絵出品作「少女像」が反響を呼ぶ。
書に関する功績:
  • 日中国交回復前の1966年、「第2次関東学生友好参観団」の一員として中国各地(広東・杭州・上海・北京)を招待訪問。その時、漢時代から六朝までの石碑のまくり・拓本類を多数持ち帰り日本各地で公開。
  • 富岡鉄斎に関する研究が縁で中川一政画伯と邂逅、中川画伯が鬼籍に入るまでの24年間接する。この邂逅で画伯は書の制作と陶印の制作を始める。
  • 「昭和の良寛」として親しまれた清水比庵、芥川賞選考委員で作家の瀧井孝作とは長く接し、晩年の武者小路実篤や熊谷守―画伯などの文化人と邂逅し、薫陶を受ける。
著書:
『生命の王者―油絵を描いた禅坊主・中川一政』(河出書房新社)など。